w240(マイバッハ62)
w140とw240では親子の様な関係があります。後ろに「40」とついているようにとても深いつながりがある車です。
w240シリーズは東京モーターショーでのコンセプトカーでもみられるとおり、当初は「メルセデス・ベンツ・マイバッハ」という名称を用い、メルセデス・ベンツ・ブランドの最上位車種とする予定でした。そのため公開されたコンセプトカーにも、メルセデス・ベンツの「スリーポインテッドスター」が装着されていました。個人的にはw240には「グロッサーメルセデス」の名を入れてほしかったと思います。
ちなみに車名の「62」「57」は全長を表しています。
w240はビジネス的には成功した車とは言えませんでしたが「マイバッハ」の名を世界に再び轟かせることが出きたのは成功だったと思います。
w240の魅力
w240の魅力はなんといってもその外観にあるでしょう。船のように悠遠な姿は見る者を圧倒します。ロールスロイスファントム(ライバル)ほどの個性はありませんが十分な威厳はあります。またインテリアを見ても非常に贅沢に作られておりまさに、迎賓館
の応接間さながらです。
62で特筆すべきはオプションでパーティションを選べることです。本来ショーファーカーにはパーティションがついていたものですがあの天下のファントムでさえも一般的では無くなってしまった(一応オプションで選択可)現代で推奨オプションとしてパーティションを用意したのには感動します。(62の約半分以上が装置«推定»)またオプションのパノラマルーフは和室の障子を表しており「和」を感じることもできる車です。
マイバッハ57シリーズ
57シリーズは最も濃くw140の血を継いだ車だと思います。大きさはw140LWBとあまり変わらずw140の理想を体現したモデルです。
62シリーズがショーファーカーなのに対し57シリーズはドライバーズカーです。
操縦性はSクラスと大差はなくw140と同じ、運転して楽しい車と言えるでしょう。
w240は手を出していい車?
【維持するのが非常に大変な車なためその時々のお財布情勢によって判断するべき車です。】
中古価格は年々下がってきており、500万円から購入できるようになりましたが維持は想像以上に大変で通常のSクラスの様にはいかないと思います。多くが専用部品であり一般的なディーラーでは整備を引き受けてくれないことが多いと聞きます。
w240は法人登記車が多いと思われます。また新車価格も五千万円を超える車な為所有するには覚悟がいると思います。
しかしそれ以上の非日常の喜びや感動を与えてくれる車ですので皆様も機会があれば乗って見るのも良いかもしれませんね。🙇❤️❤️
w240 Guard
純正防弾仕様:Maybachガード
メルセデス純正防弾車部門である「Guard」がマイバッハ62に展開していました。
防護レベルはB4で所謂軽装甲車です。
最大0.44口径のハンドガンに耐久できます。
外観は通常の62とほとんど変りません。(パノラマルーフが無く、窓枠が太い)
追加防護装備としては、
屋根、後壁、防火壁、ドア、床などにKevlar®製の防弾板が装備してます。
すべての窓に 防弾ガラスが装備、保護燃料タンク、ランフラットタイヤ、窓を開けることなく車外の人々とのコミュニケーションを可能にするインターコムシステムと共に、各座席に警報作動ボタンを含む 特別な警報システムも特別装備してありました。
62Guardが国内外中古市場に出回るのはほぼ皆無であり過去に2回しか発見してません。
生産台数も未確認なため62ランドレー以上に希少な存在と言えるでしょう。
DVDや映画を楽しむことができる当時の最先端器具。
2011年北京モーターショウで発表されたw240後期型。個人的にw240で一番好み。
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